みなさん今回は、2020年に発売された、アブガルシアのスピニングリールの「REVO MGX THETA」が、前モデルの「REVO MGX」より、どれだけ進化したのかレビューしていきたいと思います。
REVO MGXをお持ちで、買い替えを検討の方は参考にして下さい('ω')ノ
比較する番手は、3000SHです。 私は主にシーバス釣りで使用しています。
両者とも、メーカー希望小売価格は、3000SHで¥37,000です。
ぱっと見は、ベールの色がレッドになった以外は、さほど見分けがつかないぐらい似ています。
シマノなんかはモデルが1つ変わると、カラーリングが全然違うモデルが多く、すぐに何年モデルか見分けがつきますよね。
さて、REVO MGX THETA(シータ)になり一番のポイントは、やはり「フリクションフリー」です。
フリクションフリーは、ピニオンギアの内側で擦れながら前後していたメインシャフトを、本体に取り付けた2個のブッシュで支持することにより、摩擦を無くし、巻き上げを軽くしたものです。
実際、巻き心地を比べると、明らかに良くなっています。
巻き出しや回転が軽くなっているのが感じとれます。 アブのリールも着実に進化していってますね!(^^)!
機能やスペックなどはメーカーHPで確認できますので、それ以外の部分を比較してみます。
まずはスプールです。 持った感じ、シータの方が軽いです。
自重がMGXシータが188g・MGXが198gと、10gの差があります。
この10gの差にスプールが大きく関係してそうですね。
これは意外ですが、ベアリングは前モデルのMGXの方が1個多いです!
フリクションフリーが関係しているのか、REVO MGXはドラグノブにも大型ベアリングがついており、REVO MGX THETAには付いていないのが少ない理由かは不明です。
ローターは、まったく同じ物のようですね。 デザインもほぼ同じです。
材質は、カーボン繊維で強化されたプラスチックで、「C6カーボンローター」という呼び名が付いています。
手でたわみを確認すると、強度はしっかりあるようです。
ハンドルは積層のカーボンで出来ています。 これも前モデルと同じですが、微妙に肉抜き穴のデザインが違っています。
ハンドルは、MGXシータもMGXも共通のようで、MGXにMGXシータのハンドルを付ける事も可能です。
ちなみに、下位モデルのロキサーニにも取り付け出来ました。
ハンドルノブもほぼ同じですが、MGXシータには3本ラインが入っており、MGXは大きく1本ラインが入ってます。
おしり辺りのデザインは、MGXシータよりMGXの方が高級感ありますね(;'∀')
手前の赤いラインが入った方がMGXシータです。
ドラグノブとベールの違いも見ていきましょう。
ドラグノブはMGXシータの方が、つまみ部分は若干大きいですが、ドラグノブ自体の直系は小さくなっています。
MGXシータには、過去のREVOシリーズのスプールを取り付けられる部品が、付属していますが、過去モデルのスプール+ドラグノブが無いと取り付け出来ないので注意です('ω')ノ
そして、ベールですがMGXシータになると、少し太くなっています。
なぜ太くなっているかは、良くわかりません。
ベールを開いてみました。 すると、MGXシータの方が開閉角度が少し広くなっています。
アブガルシアは「ロケットラインマネジメントシステムTM」という、ベールでラインの放出範囲を制御することにより、スムーズにラインが出ていく機能がついています。
この角度の差、ロケットラインマネジメントシステムも、より進化しているのでしょうか。。。
メーカーでは、そのような事は書かれてなく、実際に使用した感じ、違いはわかりませんでした。
MGXシータについている付属品ですが、シンカーキーパーと、過去のREVOシリーズのスプールを取り付ける為のパーツがついています。
このシンカーキーパーは、前モデルのMGXにも取り付け可能です!
下位モデルの、ロキサーニにも取り付けできました!
最後に、内容物のご紹介です。 取説やパーツリストの他に、袋などが入っています。
今回主に、外観を比べていきましたが、さほど大きく変更は無く、MGXの時期モデルという感じです。
これは好き嫌いわかれますが、シマノなんかは、全然違うリールの様に変わってしまう事が多いですよね。
良く言えば、モデルの流れを崩さず進化している。
悪く言えば、変わり映えがしない。
でしょうか(=_=)
ただ、外観は大きく差がないにしろ、巻き味はしっかり進化していました。
今後は、このフリクションフリーを搭載したモデルが続々と出てきそうですね。
アブガルシアの、シマノ・ダイワと違った開発のしかたに、大いに期待しています。
最後に、良くなった・悪くなった点を記述して終わります。
良くなった点
・巻き味がとてもスムーズになった
・10gの軽量化
・MGXtremeのみ付属していた、過去REVOシリーズのスプール取付部品とシンカーキーパーが付属
・ボディがすべてマグネシウム合金になり、強度が上がった
悪くなった点
・ドラグノブを回した音が、チープになった
・ドラグ音の上品さが消えた
・外観が少し安っぽくなった
それでは、REVO MGX THETAとREVO MGXの比較レビューでした。
最後まで読んで頂き、有難う御座いました ( ^^) _U~~